2010/10/19

第2話。


「山夫婦」
”The couple of mountain"

雲の生まれる 森の中を
山が 並んで歩いていました。

2つの山は 同じくらいの高さで
お互いに 見上げるでも 見下ろすのでもなく
そのままの目線で笑い合っていました。

待ち合わせの日も 時間も 場所も 相手も
そもそも 待ち合わせをしていたのかさえも
判らなかったけれど
せっかくばったり会えたので
ちょっとだけ一緒に歩いてみることにしたのだそうです。

半分が出会ったのは
2つの山が一緒に歩き始めてから10年目の
暖かい秋の日でした。


Illustration&story:aco.

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日々すれ違って行く人たちを形作ってる ”層”を想ってみる。
環境 経験 気持ち 想い…今更 他の誰かにはなれないけれど、その代わりに勝手に想像してみる。
言葉一つでだって、その奥に広がる距離や 重さをもっと知れればいいのにな。。

タイミング良く そんなお話をさせていただけたので、ここにも絵の補足的に書いてみました彡

無駄なコトなんて がらくたなモノなんて 何1つ無い。
ようやく、疑いなくそう想えるようになってきました。成長したかなぁ。。笑
本当 最後に笑えたなら 幸せ☆